最近DXとい言葉を耳にする機会が多いですね。また、社会人の皆さんの中には、「DXを推進しなさい。。。」など、あいまいな指示を受けて困っている方が多いのではないでしょうか?
私もその一人です。。。
そんな時は、成功事例が参考になると思いますので、DXの身近な成功事例として、中学受験塾の紹介をします。
DXとはなに?
DX(デジタルトランスフォーメーション)の定義は諸説ありますが、「単なるデジタル化」ではなく、「デジタル化することによって、革新的な付加価値を生み出す」ことです。
例えば、手書きの書類を、電子データにしただけでは、デジタル化です。
電子データにしたことによって、有益な情報を収集し、革新的な付加価値を与えることができればDXです。
中学受験塾のDX
中学受験塾の中でもデジタル化が進んでいる、四谷大塚の例を紹介します。子供の中学受験で模試などでお世話になっておりますが、変革のスピード感はすばらしいです。
デジタル化したこと
- 授業のデジタル化(映像授業)
- 模擬試験のデジタル化(翌日データ化・詳細な分析結果の提供)
- 入試情報のデジタル化(毎年の)
四谷大塚では、対面での授業もあるのですが、映像授業が充実しています。最高レベルに教え方が上手い講師の、映像化(デジタル化)しているのです。
模擬試験の結果は、翌日には、デジタル化されて、詳細な分析結果が算出されます。例えば、志望校合格のためには、どの問題を正解したほうがいいのか、ほかの受験生の結果と比較して教えてくれます。
中学受験は、一つの学校でも3~4回受験する機会があるのですが、すべての受験回の偏差値を提示してくれます(データをもとに算出してくれています)。
デジタル化によって生まれた付加価値
授業をデジタル化することで、生徒全員に質の高い授業の提供を可能としました。どれだけ、マニュアル化しても、全部の講師のレベルを高めることは不可能ですので、全生徒に質の高い授業を提供することは難しいのです。この課題をデジタル化であっさりクリアしています。
模擬試験の結果をデジタル化することにより、生徒各個人の弱点を客観的に指摘し、生徒の効率的な学習戦略の構築を実現しています。
入試情報をデジタル化(合格可能性偏差値を計算提示)することで、受験生の受験計画の立案に役立っています。
デジタル化によって生まれた革新的な付加価値
四谷大塚のデジタル化された、授業や、模試は、別の塾でも活用されています。すなわちデジタル化によって、コンテンツの外販を加速することに成功したのです。
おそらく、構築したシステム(プラットフォーム)は、ほかの業界でも活用できるのはと思います。
これは、従来なかったビジネスまで広がっているため、DXと呼んでも遜色なさそうです。
まとめ
DXに取り組むためにはどうしたらいいか、悩んでいる方のために、DXの成功事例として、中学受験塾の事例を紹介しました。
競争が激しい業界だけに、変革のスピードも速く、コロナ渦でもデジタル化であっさり対応されていてます。参考になさってください。