データサイエンティストの能力を身に着けるためにすべきこと(データに強くプログラミングができる)

データサイエンス

データサイエンティストは、データを分析して、その中から有益な情報を引き出す仕事です。

これからの時代、データサイエンティストのデータを専門的に扱う職業だけでなく、多くの分野でビジネスを成功するためには、データを有効活用できる能力が求めらてきます。

データサイエンティストの能力を身に着けるために、気にかけてほしいポイントを小学生~社会人までの期間に分けて説明します。

データサイエンティストの能力を身に着けるためのポイント

小学生

小学生の頃は、なんでもいいので、興味のあることを深く考えることをさせてあげるのがいいです。電車でも、昆虫でも、魚でも、サッカーでも、ダンスでもいいので、細部に興味を持ち、自分の課題(「どうやったら生き物を元気に飼えるのか?」「どうやったらダンスがうまくなるのか?」)を解決する方法を自分なりに導きだす経験を積ませるといいです。

可能なら、理科や算数に興味をもってくれるといいのですが、そこは個人差がありますね。。。

個人の感想ですが、小学生でも取り組みやすいスクラッチなどを用いたプログラミング教材も出始めていますが、小学生のうちはまだプログラミングは無理して教えなくてもいいと思います。ただ、本人が興味を持ってやりそうなら、チャレンジさせてあげましょう。

親御さんの中には、ゲームをやらせないという方がいらっしゃいますが、データ分析の能力という意味では、ゲームで遊ぶことは有効です。少しづつ、試して、答えを探していく作業は、データサイエンティストの仕事そのものです。時間を決めてやらせてあげましょう。

中学生・高校生

中学生・高校生になると、プログラミングを学び始めてもいいころです。特にこだわりがなければ、pythonを学び始めましょう。昔からデータ分析では最もメジャーなプログラミング言語でしたが、それ以外の分野でもpythonでできることが年々多くなってきています。この傾向は、しばらく続くと思いますので、pythonを身に着けておいて悪いことはないです。

pythonを中学校や高校の授業やクラブ活動で教わる機会があるなら活用しましょう。中学・高校生向けのプログラミングスクールもありますが、そこまでしなくてもいいかと思います。この時期は、基礎レベルで構わないので、無料の教育資料なども活用しましょう。for分を悩まず回せるようになるレベルが目安です。

興味を持って取り組まれて、基礎レベル以上に取り組みたい方は、学生用のコンペに参加するのがおすすめです。データ分析やプログラミングの能力が最も効率的に高まるのは、実戦のときです。具体的な課題にチャレンジして、能力を高めましょう。

大学生・専門学校生

大学生や専門学校生は、授業をフル活用したいです。理系の学部ではなくても、提携校の授業を受けられる場合は、積極的に活用しましょう。

学んでおきたいのは、「統計学」「線形代数」の基礎と、「機械学習」「深層学習」「多変量解析」などです、数学的な基礎知識は、データから有益な情報を引き出すために必要なものです、身に着けやすい(頭がやわらかくて、学ぶ環境が整っている)この時期に身につけておきましょう。

プログラミングは、pythonを使いこなせるようになっておきたいです。演習形式の授業などで磨いてい行きましょう。

能力がもっとも効率的に高まるのは、やはり実戦の場です、インターンシップに積極的に参加しましょう。初めは、先輩方よりできなくて当たり前ですので、まったく歯が立たなくても、気になさらず、自分の不足している部分を把握して、成長するチャンスと考えましょう。

実戦経験という意味では、データ分析のコンペに参加することもおすすめです、実課題に取り組み、墓の方のテクニックを参考にしましょう。

また、経済産業省主催のAIQuestというイベントもおすすめです。これは、コンペというより、皆で助け合いながら、課題に取り組むイベントです。実際に中小企業の課題にチームを組んで取り組むことも行います。学生だけでなく、優秀なエンジニアも参加していますので、特に学生の皆さんは勉強になると思います。

社会人

「会社をやめて、プログラミングスクールに通って、転職」と考えれられている方もいるかもしれませんが、私のおすすめは、今いる会社で成長できないか、検討することです。(会社に大きな不満がなければです。。。)

今いる会社で、データ分析の力をつけることのメリットを、上司に説明し、なるべく会社の資産を活用して、スキルアップすることを考えましょう。世の中はDXブームですので、上司も許してくれことが多いと思います。勉強すべき内容は、上で説明した大学生と変わりません。社会人の方は、身近にデータ分析が活用できる課題がかならずありあますので、そちらに取り組むことで実戦経験を積みましょう。

プログラミングスクールはそれなりの金額もかかりますし、仕事が保証されるものでもありませんので、会社を辞めるのは待ったほうがいいと思います。

それよりも、今いる会社・業界で、データ分析の能力を少しづつ身に着けて、結果を出し、ポジションを確保するほうが容易です。業界を変えるような転職は、データ分析の力がついてからでいいのではないかと思います。

まとめ

これからの時代有益な、データサイエンティストの能力の身に着け方を、各ステージに分けて説明しまし。データ分析の能力を身に着けると、物事の見方が変わり、特に仕事ではアウトプットの質が間違いなく向上します。無理のない範囲で少しづつ能力を身に着けていただくことをお勧めします。

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