グッピー飼育で子供の探求心を育てる

昆虫&水中の生き物

現代は、あらゆることの自動化が進み、ルーチンワークが減少して、仕事のほとんどは、課題を見つけて、調べて・考えて・試して・解決することになってきています。

この時代の中で、子供のころに何かに深く興味を持ち調べたり、考えたり、することはとても大事なトレーニングになります。

生き物を飼うことは、具体的なトレーニングの一つだと私は考えており、生き物の中でも比較的簡単に飼育できるものとしてグッピーを紹介します。

子供が興味を持つ理由

グッピーは、鑑賞魚のなかでも飼いやすい魚です。様々な色のものがあり、単純にきれいなので、興味を持ちます。

また卵の時は、親のおなかの中で過ごし、卵からかえった後、親のお腹からでてくる(”卵胎生”)ため、稚魚を飼育するのが簡単です。稚魚から成長する姿を観察することで、子供が深く興味を持ちます。(水槽にかぶりついて観察したり、図鑑で調べたりします)

飼育している中で、体の色・形、オスとメスの違い、子供の誕生の仕方(卵胎生)、どの親からどんな色の子供が生まれてくるか(遺伝)など、深く調べて、考える要素が多くありますので、子供の探求心を育てるひとつの方法として、グッピー飼育はおすすめです。

飼い方

ペットショップなどで売っている、飼育セットを購入すれば、簡単に飼育できます。オスとメス3ペアくらい飼っていれば、自然に増えていきます。

準備物

水槽、ろ過装置、砂、エサ、カルキ抜き。最低限これだけあれば、十分です。室内に水槽を置くならば、ヒータは必要ありません。

子供が生まれそうになったら

グッピーの大人は、生まれた赤ちゃんを食べてしまうので、”サテライト”と言われている、外付で拡張するミニ水槽を設置するといいです。生まれたばかりの赤ちゃんがスリットで仕切られたミニ水槽の下に落ちて、親と分離する原理です。生んだ後の親を水槽に戻して、スリットを取り除けば、稚魚専用の水槽として成長を観察できます。稚魚には稚魚用のエサを与えましょう。

グッピーの赤ちゃん

まとめ

子供の探求心を育てる方法のひとつとして、稚魚の成長を観察しやすいグッピー飼育がおすすめです。きれいなグッピーを飼育して、親子で楽しく成長しましょう。

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